DavinciResolveのFusionでSVGを読み込めるのを知ってますか?
どうもこんにちは!前回と今回の記事のGIF画像のサムネイルはInkscapeで作ったSVGをDavinciResolveのFusionで動かしている筆者のK06です。
DavinciResolveは、Inkscape等のベクタードローイングソフトで作ったSVG画像を読み込み、編集や、アニメーションを付けたりすることができます。
驚いたことにInkscapeで画像にパスを差分し、Fusionで読み込んでみると自動的に必要なノードを追加し、接続されてました。
なのでDavinciResolveのFusionでポリゴンを使うのが苦手という方や、純正の整列ツールがなくて困ってるという方はInkscapeで作ったSVGをDavinciResolveのFusionに読み込んでアニメーションを付けると簡単です。
というところで、今日はDavinciResolveのFusionにInkscape等で作ったSVGを読み込む方法や、FusionでのSVGの使い所をご紹介します。
- DavinciResolveのFusionでSVGを読み込む方法
- DaiResolveのFusionでSVGを編集する方法
- SVGの使い所
- Inkscapeで書き出したSVGで、できる事とできない事
- Davinci ResolveのFusionでSVGを使うときの注意点
- 関連記事
DavinciResolveのFusionでSVGを読み込む方法
まずはShift+5キーを押し、Fusionページに移動します。
続いて上部メニューのFusion → 読み込み → SVG → エクスプローラーからSVGを選択することでSVGを読み込むことができます。
DaiResolveのFusionでSVGを編集する方法
DavinciResolveにSVGを読み込むとグループとして読み込まれます。 このグループをダブルクリックするとパスを編集することができます。 要領はPoligonノードと同じですので、読み込んだ後にちょっと治したいなんて場合に編集することもできますね。
SVGの使い所
SVGの使い所としては冒頭でご紹介した通り、ポリゴンツールが苦手な方や、スナップツールや整列ツールを使いたい場合です。
Fusionでも考えながら作れば整列できないことはありませんが、Inkscape等のベクターのパスを作る専用のソフトで作ったほうが圧倒的に早く正確に作れますので、正確さを重視するときにSVGをFusionに読み込んで使うと良いと思います。
どうしてもFusion内で整列ツールが使いたい人は有志の方が作ってくれたFuAlignという整列ツールがあるので導入してもいいかもしれませんね。
以下のリンクにFuAlignツールのダウンロードやインストール方法、使い方が載ってます。
Inkscapeで書き出したSVGで、できる事とできない事
冒頭でご紹介した通り、Inkscapeでパスの差分をしたオブジェクトを読み込むと、自動的にノードが追加、接続され、Inkscapeで編集した通りに表示されます。
Inkscapeで編集したSVGをDavinciResolveで正常に動作させることができるものとしては、以下のような事があります。
- パスの統合、差分、分割、結合等
- フィルとストロークのぼかしや不透明度の設定
- パスエフェクト(適用された状態で表示)
- ページをそのまま読み込むことができる。
できないこととしては以下のような事があります。
- フォントの表示やふちどり(文字化けしますので要変更で、ストロークは表示されませんのでDavinciのスタイルを設定する必要があります)
- クリップやマスク
現時点で筆者がわかってることとしてはこのくらいですかね。
DavinciResolveはページを中心に読み込まれるのがカナリ使いやすいと思います。
他のソフトではいいのか悪いのか、Inkscpaeのページの原点が右下なので、右下を中心に読み込まれるからです。
Davinci ResolveのFusionでSVGを使うときの注意点
Davinci ResolveのFusionでSVGを使うときの注意点としては、InkscapeのページをDavinciResolveのプロジェクト設定の比率とSVGの比率をあわせておくことがまず1つ目になります。
現在動画の主流が、横長の画面ですと16:9(例えばFulllHDだと1920x1080pxで)、縦長ですと、9:16(例えばFulllHDだと1080x1920px)です。
比率さえ合わせて作ればDavinciResolveのFusionで読み込む時にサイズを変更でき、ベクター素材なので拡大縮小しても荒れないので安心です。
注意点2つ目はInkscapeでできる事で書いた「設定」はどこにあるのかというところです。
パスの差分や統合やパスエフェクトはSVGを読み込んだ時点でやった通りになってるんですが、ぼかしと不透明度は別々の場所にありますので、いじりたい場合は注意してください。
FusionにSVGを読み込んだ後に不透明度やぼかしを調整したい場合はぼかしや不透明度をいじったパスを選択し、インスペクタの中からレベルとソフトエッジを探します。
レベルが不透明度を示しており、ソフトエッジがぼかしのかわりになってます。
お疲れ様でした。というところで今回の記事は終わりです。
他にもDavinciResolveの記事はたくさん書いてますのでよければ一緒に読んで行ってください!
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最後まで読んでいただきありがとうございました!