K06のBLOG

BlenderとInkscapeとDavinciResolveを使用する上での日記的なブログ

Blenderでジオメトリノードを使って日本語入力できるテキストを作る方法

Blenderでジオメトリノードを使って日本語入力できるテキストを作る方法のサムネイル画像です

1つ前にBlender4.1のテキスト回りが進化しましたという記事を書いた筆者のK06です。

こんにちは!

皆さんはBlenderのテキストは直接日本語入力することができないのをご存じだと思います。

直接入力できないので、今は一旦メモ帳のようなテキストエディタに日本語で文字を入力し、それをblenderのテキストに貼り付けしてますよね?

しかし、ジオメトリノードを組み、いつもそのノードを複製して使うと、入力欄に直接入力できるようになります。

というところで今日はジオメトリノードを使い入力欄に直接日本語を入力できるテキストを作っていきたいと思います。

一度作ると便利なので是非作ってみてください。

日本語入力できるテキストを作る準備

まずデフォルトで置いてあるCube(立方体)をアウトライナーで左クリックで選択します。

次にタイトルバー下のメニューからジオメトリノードタブを選択してください。(見切れてる場合はマウスカーソルをメニューの上に置き、マウスの中ボタンを下に回すことで見切れた部分を表示できます。)

ジオメトリノードエディタ上部の+新規ボタンをクリックします。

すると、グループ入力とグループ出力がつながったノードが表示されたはずです。

グループ入力とグループ出力の間を、Ctrl+右クリックしながらドラッグし、切り離しておいてください。 ジオメトリノードタブを選択し、Cubeを選択した状態でグループ入力と出力のノードを切り離すことを説明した画像です

これで準備は完了です。

テキストをモディファイアプロパティから書き換えられる仕組みを作る

まず、Shift+Aキーを押すか、エディタ上部にある追加をクリックしてください。

ユーティリティー → テキスト → 文字列のカーブ化の順で追加して下さい。(検索窓に文字列と入力して出てきた文字列のカーブ化を選択したほうが早いと思います)

次に文字列のカーブ化ノードのカーブインスタンスからグループ出力のジオメトリにノードをつなげます。

続いてShift+A → 検索窓にグループと入力し、グループ入力を選択して追加しましょう。

グループ入力の何も書いてない〇から文字列のカーブ化にノードをつなげると、ジオメトリノードを開かなくてもモディファイアープロパティから日本語入力できるようになりました。

モディファイアープロパティを開くと、文字列という空欄があると思います。

そこに直接入力することで日本語はもちろん、ほかの数多くの言語が(フォントが対応していれば)使えるようになります。 モディファイアプロパティでテキストに日本語入力できるようになるまでを示した画像です

日本語入力できたはずです。

ただまだテキストは枠だけで完成していないので次項で作りましょう。

テキストを押し出し、マテリアルを適用する

続いてShift+A → 検索窓にカーブと入力し、カーブフィルを文字列のカーブ化とグループ出力のジオメトリの間に追加します。

次にShift+A → 検索窓に押し出しと入力しメッシュ押し出しをカーブフィルとグループ出力のジオメトリの間に追加します。

メッシュ押し出しのオフセットの値を下げることで、ほどよくテキストが押し出され、立体になりました。 フィルと押し出しを追加してテキストを立体的にしたことを示した画像です

続いて3Dビューポートでテキストを選択し、マテリアルプロパティを開き+ボタンからマテリアルを追加します。

ジオメトリノードエディタ内でShift+Aを押し、検索窓に マテリアル設定と入力します。

マテリアル設定をメッシュ押し出しのメッシュとグループ出力のジオメトリの間に置きます。

マテリアル設定の一番下のドロップダウンメニューから先ほど作ったマテリアルと同じ名前のものを選択しましょう。

これでマテリアルプロパティで設定したマテリアルが、テキストに適用されます。(3Dビューポートにマウスカーソルを持っていきZキー → 8でレンダープレビューになり、マテリアルを確認できます) ジオメトリノードのマテリアル設定とマテリアルプロパティのマテリアル名を同じに設定することを示すとマテリアルが適用されたことを示した画像です

テキストのかくかくなところが気になる場合はShift+Aの検索欄に解像度設定と入力し、スプライン解像度設定ノードを文字列のカーブ化のカーブインスタンスとカーブフィルのカーブの間に接続しましょう。

解像度を50程度にすると大体のかくかくはスムーズになるでしょう。 スプライン解像度設定お入れることでカクカクしたところがなくなることを示した画像です

あとはグループ入力の空欄ににスプライン解像度設定やメッシュの押し出しのオフセット乗数等を追加しておくと後からモディファイアプロパティから変更できるので更に使いやすくなるのではないでしょうか?

ここまでやっておくと、次回同じような3Dテキストを作りたい場合に、コピーして使うといつもモディファイアプロパティで文字入力が出来ますし、便利になると思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました!