K06のBLOG

BlenderとInkscapeとDavinciResolveを使用する上での日記的なブログ

Blender4.1でSVGを直接読み込んだ時とインポートした時の挙動

BlenderにSVGを読み込みたい時にD&Dするのとファイルから読み込むのでは挙動が違うことを示した記事のサムネイル画像です

以前にBlender4.1はSVGやOBJ等のファイルを3Dビューポートに直接読み込めるようになったという記事を書いた筆者のK06です。

こんにちは。

この記事は動画にまとめましたので、より詳しく知りたい場合は下記動画をご覧ください。

以前の記事が読みたい場合は下記リンクより読むことができます。 https://k06.hatenablog.com/entry/2024/04/03/180614

今回はBlender4.1にドラッグアンドドロップしたSVGとファイルのインポートからインポートした時で挙動が違うということをご紹介したいと思います。

ドラッグアンドドロップした時の挙動

今回は2つの方法でSVGを読み込みますが、どちらもファイルはInkscapeでテキストをパス化した同じSVGで書き出したもので試しました。

まずは、ドラッグアンドドロップで読み込む方法からご紹介します。

ドラッグアンドドロップして読み込むと、グリースペンシルとして読み込まれます。

読み込んだ画像を見るとわかるように、グリースペンシルで読み込むとフォントによってはテキストは壊れますので注意が必要です。

あと、グリースペンシルなのでマテリアルはフィルになってます。

ということで1つ目はドラッグアンドドロップするとグリースペンシルとして読み込まれるということをご紹介しました。

グリースペンシルはフィルやパス等ではめんどくさいエフェクトを手軽にかける事ができますので、ぼかしや影、グローなどを追加できますね。

BlenderにSVGをドラッグアンドドロップして読み込むとグリースペンシルとして読み込まれることを示した画像です

続いて従来の方法で読み込む方法をご紹介します。

メニューから読み込んだ時の挙動

こちらもドラッグアンドドロップの時に使った同じファイルを読み込みました。

「ファイル」→「インポート」→「Scalable Vector Graphic(.svg)」の順で読み込みました。

読み込んだSVGはカーブ(パス)として読み込まれます。

こちらは文字が崩れてませんね。

また、マテリアルはメッシュでデフォルトのプリンシプルBSDFではなく、「SVGMat」になってまして、グリースペンシルのフィルともまた違った仕様です。

Blender従来通りにSVGを読み込むとパスとしてSVGが読み込まれるのを示した画像です

3Dでものを作りたい時は従来通り、メニューからインポートし、メッシュに変換するといいでしょう。

ということで今日はBlenderSVGファイルをドラッグアンドドロップしたときとメニューから読み込んだときの挙動が違うことをご紹介しました。

他にも表示サイズが違ったり、デフォルトの原点の位置が違ったりします。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

Microsoft Power Toysでちょっとした作業がもっと便利に!

Microsoft Power Toysでちょっとした作業がもっと便利にというタイトルのブログ記事の サムネイル画像です

皆さん、Microsoft PowerToysをご存知でしょうか?

こんにちは、K06です。PowerToysを使い始めてから、多くのアプリケーションを立ち上げる必要がなくなりました。

例えば、動画制作中にブラウザで魅力的な色を見つけたとき、その色を動画のテキストなどに使用したいと思うことはありませんか?

通常、目的の色のスクリーンショットを撮影し、画像編集ソフトなどで色を抽出して確認しますよね?

しかし、PowerToysを導入すると、ショートカットキーでカラーピッカーを起動し、スポイトで抽出した色を他のアプリケーションで使用可能な形式で表示できます。

このように、便利な機能を一つにまとめたのがPowerToysです。

今日は、PowerToysのインストール方法から、私が注目するPowerToysの機能についてご紹介します。

PowerToysとは

PowerToysは、Microsoftが提供する無料のオープンソースツールセットです。

Windows10,11に対応しており、導入することでWindowsをより使いやすく、効率的に作業できるようになります。

PowerToysでできること

PowerToysでできることを筆者が気になるところだけ表にまとめてみました。

機能の名前 ショートカットキー 機能の説明 使いどころ
常に手前に表示 Win+Ctrl+T ウインドウを常に手前に表示してくれます 例えば全画面表示のソフトを使用している際に、調べものをしたいとします。ブラウザで調べものをし終え、マウスで全画面表示のアプリケーションを選択すると、ブラウザからのフォーカスが外れてしまい、次にブラウザを使用したいときには再度開く必要がありますよね?しかしブラウザを常に手前に表示しておくと、調べ物をしながら全画面表示のソフトをスムーズに使うことができます。
Awake なし スリープに入らない状態で保ってくれます 例えば、キーボードやマウスを一定時間操作しないと、パソコンはスリープモードに入り、画面が消灯し、一時的に動作を停止します。しかし、Awakeという機能を使用すると、パソコンを常に稼働状態に保つことができます。これにより、一時的な作業中断を防ぐことが可能です。
Color Picker Win+Shift+C PCの画面上の色のカラーコードを確認することができます Win+Shift+Cを押してから、スポイトで画面をクリックすると、クリックした箇所の色がカラーコードで表示されます。このコードをコピーすることで、他のアプリケーションでもその色を使用することが可能です。これはMicrosoft PowerToysの便利な機能の一つです。色の一致が必要なデザイン作業などに役立ちますね。
Image Resizer 右クリックメニュー → Image Resizer Image Resizerは画像編集のソフトを使うことなくサイズを変更できます。 デスクトップやエクスプローラーで画像を右クリックし、Image Resizerを起動すると、サイズとオプションを選択し、OKを押すだけで画像のリサイズが可能です。これはMicrosoft PowerToysの便利な機能の一つで、画像編集ソフトを開かずに手軽に画像のサイズを変更することができます。
プレーンテキストとして貼り付け Win+Ctrl+Alt+V コピーしたテキストをプレーンテキストとして貼り付ける事ができます。 例えば、ブラウザでリンクや色が変更されたテキストをコピーした場合、エクセルやスプレッドシートなどにCtrl+Vで貼り付けると、リンクや色もそのまま貼り付けられます。しかし、プレーンテキストとして貼り付けを行うと、書式がデフォルトの状態で貼り付けられ、元に戻す手間が省けます。
プレビュー Ctrl+Space デスクトップやエクスプローラーでファイルを選択し、大画面でプレビューすることができます。 SVGやテキストベースのファイル(MDやHTMLなど)は、他のファイルを開かずにCtrl+Spaceを押すことで大画面でプレビューすることができます。
PowerRename 右クリックメニュー → PowerRenameで 複数のファイルやフォルダの名前を規則に従い名前を変更することができます。 もともとWindowsでは一括で名前を書き換える事ができますが、名前の末尾に(1)等と数字を割り振るような変更しかできませんでした。しかし、PowerRenameで変更するといろんな規則に従い一度に名前を変更することができます。
スクリーンルーラー Win+Shift+M PCの画面上に表示されてるものをPX単位で測ることができます。 設定からカラーチャンネルとエッジごとの検出をONにすると、さまざまな物のサイズを測定することができます。これは非常に便利な機能です。特に、デザインやレイアウト作業を行う際に役立ちます。
Text Extractor Win+Shit+T 画面上のどこからでもテキストをコピーできます WindowsにはSnipping Toolという機能があり、これはTextExtractorと似た機能を持っています。そのため、TextExtractorの設定ではSnipping Toolの使用が推奨されています。Snipping Toolは、Win+Alt+Sのショートカットキーで起動できます。これを利用することで、画面上の任意の部分を簡単に切り取ることができます。

PowerToysのインストール方法

PowerToysのインストール方法はいくつかありますが、今回は最も簡単で一般的な、Microsoft Storeからインストールする方法をご紹介します 。

以下のリンクをクリックし、表示されるインストールボタンを押すだけで、簡単にインストールが完了します。

apps.microsoft.com

Windowsを初めて使う方や、手軽にインストールしたい方には、こちらの方法がおすすめです。ぜひ試してみてください。

PowerToysの操作方法

PowerToysをインストールすると、タスクバーのアイコンメニューに表示されます。

このアイコンをクリックすると、ボタンで直接起動できる機能が表示されます。使いたい機能のボタンを押すだけで、その機能を利用することができます。

また、PowerToysのその他の機能は、専用のショートカットキーを使用して起動します。これにより、さまざまな作業を効率的に行うことが可能です。

次項でショートカットキーの確認方法や機能を有効/無効化する方法をご紹介します。

PowerToysの機能の有効/無効化とショートカットキーの確認

タスクバーのアイコン → PowerToysアイコン → 設定(歯車アイコン)の順に進むと、ダッシュボードが表示されます。 タスクバーのアイコンからPowerToysを起動できることを示した画像です

ここでは、使用したい機能の有効化/無効化やショートカットキーの確認が可能です。 ダッシュボードから モジュールの 有効化、無効化できることを示した画像です

詳細な設定や説明については、次の項目でご紹介します。

詳細な設定やモジュールの説明を見る方法

メニューから各モジュールの名前を選択すると、詳細な設定やモジュールの説明を確認することができます。

これにより、自分の作業スタイルに合わせてPowerToysの機能をカスタマイズすることが可能です。

PowerToysの更新や管理者モードでの実行

PowerToysを更新したり、管理者モードで実行したい場合は、メニューから全般を選択することで設定画面を表示することができます 。

また、全般設定ではアプリのテーマの変更や、バックアップ、復元なども行うことができます。これらの設定を一通り確認しておくと、よりPowerToysを効果的に利用することが可能です。 全般タブでPowerToys全体の設定ができることを示した画像です

というところで今回はMicrosoft Power Toysというソフトのご紹介をしましたがいかがでしたか?

Microsoft PowerToysは、その多機能性と便利さから、Windowsユーザーにとって非常に有用なツールと言えます。特に、色の抽出や画像のリサイズ、テキストの抽出など、日々の作業を効率化する機能が豊富に揃っています。

また、PowerToysのインストール方法も簡単で、Microsoft Storeからインストールするだけで利用開始できます。さらに、各機能の有効/無効化やショートカットキーの設定など、自分の作業スタイルに合わせてカスタマイズすることが可能です。

今回の記事が、皆さんの作業効率向上の一助となれば幸いです。これからも、便利なツールやテクニックをご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!

Microsoft EdgeのDropでAndroid端末とファイルやメモのやり取りが簡単に出来る件

Microsoft EdgeのDropでAndroid端末とファイルやメモのやり取りが簡単に出来る件のサムネイル画像です今回ご紹介するMicrosoft EdgeDropはファイルやメモに限り、Edgeブラウザをインストールしているパソコンや端末で簡単に同期することが出来ます。

なので過去のご紹介したKDE Connectよりは機能が劣りますが、画像や動画等のファイルや簡単なメモを複数の端末で同期したい場合に便利です。

過去にWindowsLinuxMacAndroidiPhone等の端末で情報をやり取りできるKDE Connectというアプリをご紹介した筆者のK06です。

どうもこんにちは!

過去記事で書いたKDE Connectはファイルやメモ以外のにもカナリできることがかなり使えると便利です。

しかし、iPhone版で日本語されてなかったり、使い方が複雑だったりと、逆に機能が多すぎてここまでの機能は必要ないという方もいらっしゃると思います。

そこで今回ご紹介するMicrosoft EdgeDropがカナリわかりやすくて便利なのでご紹介したいと思います。

Microsoft Edgeのインストール

Dropを使うにはMicrosoftEdgeを使いたい複数のパソコンや端末にインストールする必要があります。

Windows10以降をお使いの方はデフォルトで入っているので得にインストールする必要はないでしょう。

今現在、WindowsLinuxMacOSiOSAndroid用のEdgeが用意されており、下記ページにダウンロード先が書いてありますので見たらわかると思います。(Linuxのリンクはわかりづらく、テキストリンクになってますのでCtrl+Fを押し、検索窓にLinuxと入力しエンターキーを押すとすぐリンクが見つかると思います)

www.microsoft.com

Dropを起動するまで

Edgeをインストールしましたら、起動しましょう。

筆者はWindowsPCとAndroidスマートフォンしか持っていないため、Windows11とAndroid13のでご紹介します。

WindowsDropを起動するまで

デスクトップやタスクバー等のリンクやWindowsボタンを押し、Edgeと入力しエンターを押し、edgeを起動します。

続いて右上にあるコパイロットアイコンをクリックします。

するとサイドバーが出てきますので、その中から紙飛行機のアイコンをクリックしましょう。 Microsoft EdgeのDropをWindows11で立ち上げるまでを示した画像です

これでサイドバーにDropを起動することができました。

AndroidDropを起動するまで

GooglePlayからインストールしましたら、ホームやフォルダからEdgeを探し起動しましょう。

次に右下の三本線をタップし、出てきたメニューの中から紙飛行機アイコンをタップします。 Microsoft EdgeのDropをAndroid13で立ち上げるまでを示した画像です

これでDropを起動できました。

ついでに開始ボタンをタップしておいてください。

dropの使い方

全てのデバイスで共通する使い方と、PCとモバイルで使い方が違うことがあるのでご紹介していこうと思います。

全てのデバイス+ボタンの使い方

+ボタンを押すとファイラーが開き、ファイラーで選択したものがDropで同期されるのはWindowsLinuxMacOSiOSAndroid全て同じ操作でDropに追加することができます。 どのデバイスからでも+ボタンを押すことでファイルを送信できることを示した画像です

PCでしか使えないDropの機能

PC(WindowsLinuxMacOS)でしか使えないDropの機能をご紹介します。

それは+ボタンの横にある「スクリーンショット」です。

スクリーンショットボタンを押すと、マウスカーソルが+に代わり、+の右下に拡大鏡が表示され、ハイライトされてるとこでクリックするとウインドウ毎にスクリーンショットをとることができます。 パソコンだとスクリーンショットボタンが使えることを示した画像です

簡単に編集したい場合は下にあるツールから編集を済ませ、チェックボタンをくりっくすると、スクリーンショットをドロップに同期できます。

また、今の例ではスクリーンショットボタンを押し、スクショをとりたいウインドウをクリックしましたが、ドラッグすることで範囲を指定したスクリーンショットを撮ることができます。

編集や保存の方法はクリック時と同じで、チェックボタンを押すとDropに保存できます。

またDropの説明にも書いてある通り、PC版は「ドラッグアンドドロップでファイルを同期する」ことができます。

自分にメモを書く欄の使い方

自分にメモを書く欄はチャットの要領で文字を入力し、紙飛行機ボタンを押すと、Dropで書いたことを同期することができます。

という感じで持ってる端末にEdgeを入れてる方は簡単に共有できていいですね。

最後に

今日はMicrosoft EdgeDropで簡単にメモやファイルを同期する方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?

iPhoneでKDEConnectを使ってみたけど英語で分からなかったという方もMicrosoft EdgeDropなら楽にデータのやり取りをできると思います。

また最大手のソフトウェアなので使ってて安心できますね。

ということで本日の記事は終わりです。

いつも最後まで読んで頂きありあがとうございます!