2024年のデザイントレンドの1つに「リードガラス」というトレンドがあります。
ということで今日は、Davinci ReolveのFusionで初心者さんでも簡単に作ることができるリードガラスエフェクトの作り方をご紹介します!
EditページでFusionノードを追加し、Fusionページに移動する
エディットページで上部のエフェクトメニューからエフェクトをクリックし、左側のエフェクトをクリック、出てきたFusionコンポジションをタイムラインにドラッグアンドドロップします。
その後、Shift+5キーを押してFusionページに移動します。
リードガラスエフェクトをかけたい素材を追加する
まず、リードガラスエフェクトをかけたい素材を追加します。
画像や動画にリードガラスエフェクトを掛けたい場合
テキストにエフェクトを掛けたい場合は、この章を読み飛ばしてください。
動画や画像にエフェクトを適用したい場合は、Backgroundノード → マージノードの順に追加します。
リードガラスエフェクトを掛ける画像や動画を読み込み、マージノードの前景に接続します。
次に、マージノードをMediaOutノードに接続します。
その後、動画や画像を読み込みます。(例としてK06のVLOGロゴを画像として使用しました)
Shift+Spaceキーを押し、検索窓に「変位」と入力して、Displaceノードを追加します。
読み込んだ画像(Median1)をDisplace1の入力に接続します。
次にBackgroundノードを追加します。
続いて、Transformノードを追加します。
BackgroundからTransform、TransformからDisplaceの前景に接続すると、ノードの追加と接続は完了です。
テキストにリードガラスエフェクトを掛けたい場合
テキストだけの場合は、背景が透過されるため、Backgroundノードは必要ありません。
まず、テキストノードを追加します。
続いて、Shift+Spaceキーを押し、検索窓に「変位」と入力して、Displaceノードを追加します。
テキストノードからDisplaceノードの入力に接続します。
次に、BackgroundノードとTransformノードを追加します。
Backgroundノードからトランスフォームノード、トランスフォームノードからDisplaceノードの前景に設定するとノードの追加と接続は終了です。
リードガラスエフェクトの設定
前項でノードの追加と接続を行いましたが、現時点ではまだ何の変化もありません。
リードガラスエフェクトの設定を行いましょう。
Backgroundノードの設定
まずはBackgroundノードの設定から始めます。
Backgroundノードを選択し、インスペクタパネルで「種類」を単色からグラデーションに変更します。
次に、開始と終了のX値を調整して、リードガラスのリブ(溝)の大きさを設定します。
例えば、開始Xを0.487、終了Xを0.522と設定しました。
開始と終了のX値の幅によって、リードガラスのリブの大きさが変わるので、お好みの値に設定してみてください。
Displaceノードの設定
次に、Displaceノードの設定を行います。
Displaceノードを選択し、インスペクタパネルで「種類」を放射状からXYに変更します。
次に、屈折の値を調整します。
今回の例では屈折Xを0.012に設定しましたが、お好みの感じに調整してください。
続いて屈折Yを設定します。
今回の場合、筆者は-0.012に設定しました。
Transformノードにキーフレームを打つ
前項までで、画像やテキストがリードガラスのように歪んでいることを確認できたと思います。
しかし、まだ動きがないため、Transformノードにキーフレームを設定して動きをつけましょう。
まず、Transformノードを選択し、センターXの値にキーフレームを打ちます。
例えば、0フレーム目ではセンターXの値を-1.597に設定し、Y値の横にある白い丸いボタンをクリックしてキーフレームを追加します。
次に、30フレーム目にシークバーを移動し、センターXの値を2.615に設定します。
キーフレームの位置や値は好みの問題ですが、画像やテキストの幅に合わせてX値を調整する必要がありますので、注意してください。
最後にSpaceキーを押し、再生するときちんとリードエフェクトアニメーションができていると思います。
この記事のまとめ
2024年のデザイントレンドの1つである「リードガラス」エフェクトの作り方をDavinci ResolveのFusionを使用して紹介しました。
まず、エディットページでFusionノードを追加し、Fusionページに移動します。
次に、リードガラスエフェクトをかけたい素材を追加します。
画像や動画にリードガラスエフェクトを掛ける場合とテキストにリードガラスエフェクトを掛ける場合の手順をそれぞれ説明しました。
その後、リードガラスエフェクトの設定を行い、Transformノードにキーフレームを打って動きをつける方法を解説しました。
これにより、Davinci ResolveのFusionを使って初心者でも簡単にリードガラスエフェクトを作成することができます。
リードガラスエフェクトは2024年のトレンドの一つであり、クリエイティブなデザインに使うことができます。
簡単ですのでぜひ作ってみてください!
最後までご視聴いただきありがとうございました!