K06のBLOG

BlenderとInkscapeとDavinciResolveを使用する上での日記的なブログ

Davinci Resolve FusionのBackgroundノードでオフセット自在に出来る走査線を作る方法

Davinci Resolve FusionのBackgroundノードでオフセット自在に出来る走査線を作る方法という記事のサムネイル画像です

ほぼ同じ内容ですが動画も作ってみましたので動画で見たい方は下記動画をご覧ください。

DaVinci ResolveダビンチリゾルFusionフュージョンで走査線のようなデジタル的な表現を作る方法をご紹介したいと思います。

走査線そうさせんノードを使用すると、簡単に走査線を作成できますが、シフトの値を(-1から1までと)シフト量が短いという欠点があります。

そこで、Backgroundバックグラウンドノードを使用することで、オフセットの値を自由に変更しながら走査線のような表現を作成する方法をご紹介します。

以下はBackgroundで作った走査線の使用例です。

Backgroundノードで作った走査線をK06のVLOG画像に適用させた使用例です

エディットページでFusionコンポジションノードを追加する

まずはEditエディットページでFusionコンポジションノードを追加します。

上部メニューのエフェクト → エフェクト Fusionコンポジションをドラッグし、タイムラインに読み込みます。

DavinciResolveのEdit画面でエフェクトボタンを押しFusionコンポジションをドラッグアンドドロップすることを説明した画像です

続いてShif+5キーを押すか下に表示されているFusionボタンを押し、Fusionページに移動します。 DavinciResolveでShift+F5キーを押すかFusionボタンを押しFusionページに移動することを示した画像です

種類をグラデーションに変更

Shift+SpaceキーからBackgroundノードを追加、もしくはノードエディタ上部のBackgroundボタンをノードエディタにドラッグアンドドロップします。 Shift+SpaceキーかBackgroundノードをドラッグアンドドロップし、追加することを説明した画像です

バックグラウンドノードを選択し、2キーを押すか、ノードエディタに追加したBackgroundノードをプレビューウインドウの右側にドラッグ&ドロップしましょう。

続いて画面右上のビューアボタンを押し、プレビューウインドウをシングル化します。

Backgroundノードを選択状態で2キーもしくはbackgroundノードを右側のプレビューウインドウにドラッグアンドドロップすることと、ビューアボタンを押し、シングルプレビューにする方法を示した画像です

Backgroundノードのインスペクタにある種類を単色からグラデーションに変更します。

続いて、開始 X 0.0Y0.5 終了 X1.0 Y0.5を開始X0.5Y0.0、終了X0.5 Y0.006に設定します。

グラデーションに変更し、開始、終了のX,Yの値を設定することを示した画像です

プレビュー画面の下のほうにある黒い線を後で繰り返しますので終了Yの値でお好きなサイズに調整してください。

終了Yの値が小さいほどパターンが細かくなります。

リピートをPing-Pongに設定する

続いてリピートをPing-Pongピンポンをクリックし、設定します。

すると白黒の細かいボーダー柄になったと思います。

次にグラデーションの左側(黒い方)の▲をクリックし、アルファを0にします。 グラデーションのリピートをピンポンに設定し、黒い側をクリックし選択、アルファを0に設定することを示した画像です

すると黒い部分だけが透過されました。

これを画像やテキストのマスクに接続すると準備は完了です。

オフセットにキーフレームを打つ

走査線ノードではシフトという項目でしたが、Backgroundノードだとオフセットという項目を使いパターンをずらします。

ちらつかしたい最初のフレーム(今回は0)にオフセットの値を0でキーフレームを打ちます。 0フレーム目にbackgroundのオフセットのキーフレームを打つことを示した画像です

一番最後のフレーム(今回は119)に50でキーフレームを打ってみました。 119フレームにシークバーを移動し、オフセットに50と入力したことを示した画像です

ここまでを書き出すと以下のようになります。

Backgroundノードで走査線を作り、オフセットを0-50に設定して書き出したGIF画像です

というところで今回はDavinciResolveFusionで走査線ノードを追加せずに、幅広い速さでオフセット出来たと思います。

冒頭でお見せしたGIFのノードは下記画像の用になっており非常に簡単ですね。

Backgroundノードで作った走査線の使用例のノードを示した画像です

最後まで読んでいただきありがとうございました!