今日もblender2.91の新機能、画像をグリースペンシルにトレスの使い方を説明していきます。
どうもこんにちは!筆者のK06です。
blenderのリリースノートを見ながら同じようにやってみたら、ぐちゃぐちゃになり失敗。
散々失敗したあとにマシになったので書いてます。
結果的にフィル付きの画像を使用していたのが失敗の原因でした。
なにはともあれ、うまく行かない人の為に最初から解説しますね。
画像をグリースペンシルにトレスの使い方
まずは使い方ですが、リリースノート通り 画像を読み込み → オブジェクト → 画像をグリースペンシルにトレス を選ぶだけで画像をトレースしたグリースペンシルが生成されます。
ただこれだけでは画像によっては失敗するので読み進めてください。
白黒の画像を使おう
blender公式リリースノートに書いてある通り、白黒の画像を使いましょう。
画像の白が透過され、黒がグリースペンシルでトレースされます。
白黒じゃない場合は1ビットでトレースされ、荒い感じに見えるので白黒化は必須です。
白黒ではない画像を使いたい場合は白黒に変換してください。
この記事が読まれたらGIMPで簡単に白黒化する方法でもやりますね。
元画像はストロークだけで出力
冒頭で失敗しまくったといいましたが、フィルだけの画像を使っていたからです。
InkscapeやIllustratorをお使いの方ならわかると思うんですが、画像の枠線をストローク、ストロークの中をフィルと言います。
フィルがあると画像をグリースペンシルにトレスがうまくいきませんので注意が必要です。
下図のようにフィルがあるほうは文字がかなり崩れている。
フィルなしはフィルありより綺麗ではあるが、手直しが必要です。
最後に
おかしなパスを少し調整して終了(下図右)
設定は以下表のようにしてます。
設定項目 | 値 |
---|---|
ターゲット | 未設定 |
解像度 | 5 |
スケール | 1.000 |
サンプル | 0.000 |
カラーのしきい値 | 0.500 |
ターンポリシー | マイノリティ |
blender公式のサンプルのようにうまくトレースできませんでしたが、グリースペンシルのストロークを追加して1からパスを配置していくよりは楽にできました。
蛇足ですが、Inkscapeで画像を選択し、Shift + Alt + Bの「ビットマップでトレース」で画像をトレースすることができます。
blenderで画像をトレースするのとちょっと意味合いが違ってInkscapeのビットマップでトレースは画像を綺麗に拡大縮小したい時に使えますね。
を使い分けるといいと思います。