K06のBLOG

BlenderとInkscapeとDavinciResolveを使用する上での日記的なブログ

blenderの標準機能「スピン」が便利すぎる件 ~他機能との比較~

ブログやyoutubeをサボり、モデリングの修行をしていた筆者のK06です。どうもこんにちは!

今日はblender2.91でスピンの使い方をご紹介します。

スピンは直訳すると旋回という意味で、その名の通り面や辺、頂点などを増やしながら旋回することが出来ます。

今説明したのは基本的なことで、出来ることが多いため、説明するのが難しいので今日は使用例を挙げて説明してみますね。

円柱に角度をつけて延長することが出来る

円柱で配管のようなオ ブジェクトを作る場合、みなさんはどうやって作るでしょうか?

パスですか?それとも円を追加して辺のループブリッジで作りますか?

もちろん上記した方法でも出来ますが、一番アール(曲線)が綺麗に出せ、余分な頂点が増えないのはスピンです。

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スピンは Tabキー/編集モード で3Dビューポート左のツールの中にあります。なければ Tキー/ツールバーの表示、非表示 でツールバーを出してください。

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Shit+A → メッシュ → 円柱

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ループされてない面を左クリックで選択 → Xキーで削除しときます。

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次にアールをつけたい辺をテンキーじゃない2キーで辺選択モード → Altを押しながら左クリックでループ選択。

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テンキーの1を押し正面視点に変更 → ツールバーからスピンを選択 → 3Dビューポート内でマウスをドラッグ。

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角度に曲げたい度数を入力 → 中心Zをループ選択した線に合わせ中心Xループ選択下線の一番外側からもうちょっと外側に移動させたほうが綺麗にできます。

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このままEキー/押出しで辺を延長するときれいなアールがついた配管ができました。

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円形の複製配列

スピンは面、辺、頂点を円形に面を伸ばすだけではなく、円形に複製配列することもできます。

例えば時計の文字盤を作る時や車のホイールやタイヤ等を作る時に便利です。

Shift+A → メッシュ → 立方体で立方体を追加 → 画像のようにサイズを変更しました。

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先程の配管はオブジェクトの一部をスピンしましたが、円形に複製配列したいときは編集モードでAキー全選択します。

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次にZ軸に沿って時計の半径分移動し、オブジェクトの原点をオブジェクトの中心からずらしておきます。

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あとは配管の時のようにテンキーの1で正面視点へ → スピン → 3Dビューポート内でドラッグ → 左下のスピンウインドウの設定します。

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ステップ12で12個複製 → 角度-360°で完成です。

最後に

今回はスピンの使い方をやってみましたがいかがでしたでしょうか?

Youtubeライブでスピンというワードを教えて頂いてたのですが、今更ながらやってみました。

配列モディファイアーより手順が減り、パスや辺のループブリッジより綺麗にアールをつけることができましたね。

最後まで読んで頂きありがとうございます!

それでは失礼します。