Inkscape1.3から、ノードツール上で角ライブパスエフェクト(LPE)が利用可能になりました。
どうもこんにちは!よく使う機能なだけに嬉しかった筆者のK06です。
それではノードツールで角LPEを使う方法や、通常のLPEを追加する方法をご紹介します。
2023年8月16日YouTubeに角LPEを含む新機能の動画をアップロードしたので良ければ御覧ください。
Inkscapeの角LPEとは?
角LPEって何?って感じでしょうが、Inkscape1.3から名前が変更されてました。
1.2以前まで「角(フィレット/面取り)」でしたが、1.3から「角」に省略されてます。
ノードツールで角を丸くする方法
下記画像の様にノードツールを選択し、角を適用したいオブジェクトを選択 → Inkscape上部のボタンを押すだけです。
押すとパス以外に◯が出てきます。
そのポッチをドラッグすると◯から△に代わり、角丸にできます。
一度角を丸くしたところを調整したい場合はその△をマウスでドラッグすることで調整できます。
角のLPEを削除したい場合は、もう一度画面上部のボタンを押すと角を元通りにできますね。
通常のLPEの追加方法
通常のLPEの追加方法も紹介したいと思います。
角LPEをノードツールの上部のボタンから追加した場合でも、通常通り追加してもダイアログで設定することができるからです。
例えばダイアログで設定すると全ての◯部分を一度に均一に丸くすることができます。 では通常のLPEの追加方法を書いていきます。
ダイアログの右上のを押す → パスエフェクトで確認ノードツールで追加した角LPEの設定をいじる事ができます。
ノードツールで角LPEを追加しても通常のLPEを追加してもここから確認する事ができますので覚えておいたほうが良いでしょう。
LPEの適用方法
例えば3Dモデリングソフトのblenderですと、モディファイアーを適用といったように適用できます。
しかしInkscapeにはLPEの適用という概念がありません。
ではInkscapeでLPEを適用したい場合どうするか?
LPEを追加したオブジェクトを選択し、Shift+Ctrl+Cもしくは「パス → オブジェクトをパスに変換」でLPEをオブジェクトに適用することが出来ます。
これで角LPEをパスに適用することができました。