Androidの画面を有料ソフトやドングルを買わずに大きなパソコンのモニターに映せたらいいと思いませんか?
映せるんです。scrcpyというフリーソフトを使えばね。(ΦωΦ)フフフ…
最近16年前の超低スペノートPCにLinux突っ込んでscrcpyを実行し、スマホより大きな画面で動画を見ている筆者のK06です。
どうもこんにちは!
今までミラーリングソフトやリモートデスクトップを散々試してきましたがscrcpyがダントツいいので紹介します。
ミラーリングだけではなく、パソコンからスマホの画面操作や文字入力、デバイス間でのコピー&ペースト、更にはミラーリングしたままスマホの画面を消灯できたりします。
準備するもの
準備するものは以下になります。
USBケーブルはデータも転送できるUSB2.0の端子が黒いやつを使いました。
あまりにも安いUSBケーブルの場合、充電のみしか出来ない物もありますのでご注意ください。
android端末の設定
scrcpyはUSBデバッグを使用するので少し準備が必要です。以下にまとめました。
- 設定アプリをタップ
- 端末情報をタップ
- 画面になにか表示されるまでビルド番号を連続でタップ
- ◁ボタンで戻り開発者オプションをタップ
- USBデバッグにチェック
これでAndroid端末側の設定は終わりです。
WindowsPCの設定
下記リンクからWindows用のZIPファイルをダウンロードし、zipを解凍し、scrcpy.exeをダブルクリックするだけです。
基本的にはこれだけでミラーリングされ、パソコンから操作ができるようになります。
オプションの設定方法
冒頭に書いたスマホの画面を消灯するには解凍したscrcpy-win64-v〇.〇〇フォルダにあるscrcpy-console.batのscrcpy.exe %*と書かれた横に半角スペースを入れ、オプションのコードを書くといいです。
@echo off
scrcpy.exe %* --max-size 1920 --max-fps 30 --turn-screen-off
:: if the exit code is >= 1, then pause
if errorlevel 1 pause
上記例だと--max-size 1920(画面サイズを最大で1920pxに制限)、--max-fps 30(FPSを30fpsに制限)、--turn-screen-off(スマホの画面を消灯する)を追加して保存しました。
いらない設定があれば消してください。他にやりたいことがある場合はGitHub-Genymobile / scrcpy:Androidデバイスを表示および制御しますを参照の上、例と同じようにscrcpyの後ろの--xxxx xxをコピペして保存すると完了です。
あとはscrcpy-console.batをダブルクリックすとコマンドプロンプトが起動します。
初回起動の時だけスマホに「USBデバッグを許可しますか?」とでてくるのでOKをクリックし、もう一度scrcpy-console.batをダブルクリックすると、設定した内容でscrcpyが起動するはずです。
最後に
余談ですがスマホは画面の点灯で一番バッテリーを消費するので--turn-screen-offにすることで発熱もバッテリー消費も減り、scrcpyだけを起動していれば16年前のLinuxパソコンでもCPUが消費が少ないのでファンの音も静かになりました。
冒頭にも書いたとおり、無線も優先も含めカナリいろんなミラーリングや、エミュレーター、リモートデスクトップなんかを試してみたんですが、こんな良いソフトは他にないので是非お試しください。